マンション用のエネファーム

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    エネファーム[ ]

    • エネファームとは、「貯湯ユニット」と「燃料電池ユニット」から構成されています。『家庭用燃料電池コージェネレーションシステム』が正式名称で、エネファームは愛称です。
      • ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と水素が化学反応を起こすことで発電を行います。そして、発電の排熱を利用してお湯をつくり出すという仕組みになっています。
        • このシステムにより、光熱費の削減をすることができますし、省エネにもつながります。当初、戸建て住宅対応のみでしたが、2014年に集合住宅にも取付けが可能なエネファームが誕生しました。


    エコジョーズとエコキュートとの違い[ ]

    • エネファームと非常に間違われやすい機器で、エコジョーズエコキュートが挙げられます。名前は似ていますが、機能を知ると全く違う機器であることが分かります。ここでは、2つの機器との違いについて説明します。


    『エコジョーズ』

    • エコジョーズとは、省エネ効果の高いガス給湯器のことです。従来のガス給湯器は、水を一次熱交換器で加熱した際、外部に約200℃程の余分な熱を捨てていることから、20%程の熱を無駄にしていました。エコジョーズではその捨てる熱を再利用するために、熱交換器がもう一つ付いていますので、外に排出される熱を約5%まで抑えられます。エネルギーの無駄が少ないことから、省エネ効果が高いといわれている機器です。


    『エコキュート』

    • エコキュートは、電力会社や給湯器各メーカーの電気給湯器の愛称で、 正式名称は「自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器」です。太陽光や風力と同じ、再生可能なエネルギーである大気中の熱を利用し、ヒートポンプ技術でお湯を沸かすことができるため、省エネかつ電気代も削減できるといわれています。エコジョーズはガスを燃料としたガス給湯器で、エコキュートは電気でお湯を沸かす電気給湯器、エネファームはガスを利用して発電する燃料電池、と覚えておくよいでしょう。

    エネファームを導入のデメリット[ ]

    • ①初期費用が高い
      • エネファームは100万円以上の費用がかかることがあります。補助金を利用することで多少緩和できますが、お湯を沸かして溜めておくための貯湯タンクが別に必要ですし、漏水などの不具合が起こった時は修理代が必要になります。
    • ②設置するために場所を取る
      • エネファームは設置する際、商品によっては広い設置スペースを確保する必要があります。
    • ③騒音が気になる

    稼働している際の音が気になるという方が多いのですが、最新の商品は運転時でも40db程度(日常で静かに感じるのは45dB以下)ですので、あまり問題ではないといえるでしょう。

    • ④エネファーム単体では売電できない
      • エネファームの出力は1kW程度とあまり大きくないため、多くの発電ではできませんが、消費電力よりも発電量が多ければ電力が発生します。 ただし、エネファーム単体では、売電(電力会社に電気を売る)ができないので注意してください。売電するためには電力系統の工事を別途行い、売電メーターを取り付ける必要があります。
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    エネファームを導入のデメリット[ ]

    • ①光熱費の削減ができる
      • エネファームは自家発電をするため送電ロスがなく、発電する際の排熱を有効利用してお湯を作るため、エネルギー利用率が非常に高く、光熱費を削減することができます。商品によっては発電量が画面で確認できるため、節電意識が高まるのではといわれています。
    • ②省エネ効果がある
      • エネファームの発電時には二酸化炭素などの排出がなく、省エネにも貢献できますし、ガスを使用して安全にクリーンに電気を作るので、エコな発電システムであることも大きなメリットといえます。
    • ③災害で停電した時でも電気を使用できる
      • エネファームの便利な機能には、停電時でも使用することができる、停電時発電継続機能というものがあります。これを利用すれば、災害時など地域で停電が発生したときでも、電気が使用可能です。
    • ④ガス会社の特別プランが利用できる
      • ガス会社によっては、エネファームを導入した方のための特別なプランがありますので、利用することでガス代を安くすることもできるでしょう。


    エネファーム導入後の光熱費削減例[ ]

    【 例)4人家族でエネファームを利用した場合 】

    • エネファーム使用前(1年間)
      • 合計:292,320円 内訳(ガス代 149,150円、電気代 143,170円)

    ↓↓

    • エネファーム使用後(1年間)
      • 合計:224,870円 内訳(ガス代 148,660円、電気代 76,210円)


    • ガス代はそこまで変わりませんが、電気代が大幅に削減されるため、年間の光熱費を約7円万円近くお得にできました。
      • ※全ての方に適用される金額ではないと思いますが、上手に使うことによって光熱費を削減することが可能です。

    エネファームは太陽光発電との併用がおすすめ[ ]

    • エネファームと一緒に太陽光発電も導入することで、W(ダブル)発電が実現できるため、自宅での発電量がさらにアップします。
      • 夜間や雨の日はエネファームを利用し、日中の晴れている日は太陽光発電を利用できるので、自宅で使用する電気は自家発電でまかなうことも可能です。
      • 二酸化炭素の排出を抑えることで地球環境保護にも繋がります


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    まとめ[ ]

    • エネファームは初期費用が高い商品ではありますが、導入することで光熱費を削減することが可能です。また、省エネの効果も期待できますし、補助金を利用することで初期費用を抑えられるでしょう。太陽光発電を一緒に設置すると、発電量をさらに高めることができますよ。
      • エネファームはこれまでは戸建て住宅に取付けるものしかありませんでしたが、マンションなどの集合住宅への取付けもできるようになりました。耐震性や耐風性も高まってきているので、高層階での取付けも可能になっています。
      • 2014年4月から集合住宅でも利用できるエネファームが誕生しました。戸建て住宅用のものよりも機器本体の気密性を高めることなどにより、マンションの開放廊下側のパイプシャフト内への設置が可能となりました。
        • エネファームは都市ガスを使って安全・クリーンに電気を作り、発電時に生まれた熱を有効に使ってお湯を作りだしてくれるエコシステムです。ガスの使用量は増えますが、エネファームを導入しているご家庭向けのお得なガス料金メニューがありますので、ガス代の増加額はぐっと抑えることができますし、電気代も当然大幅に抑えることができます。また、エネファーム導入に*国の補助金制度が適用されますので、お得なこの機会に導入されることをお勧めします。


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